完全夜型生活になかなか慣れないテラムラ(@SO_TERAMURA )です。
世の中には様々な音楽(好きなアーティストの曲、CM、劇伴、ゲーム・アプリ、効果音、ジングル、映像作品、企業VP、商業施設(店内BGM)、イベント、効果音などなど・・・)があふれていて意識・無意識、問わず日々たくさんの音楽と触れていますね!!
僕は現在、歌モノ楽曲をメインに制作していますがBGM・インスト系の音楽も積極的に制作していこうと計画を立てていた矢先Twitterで偶然見かけたこのツイート。
一名空きが出来ました!劇伴・CM音楽の作り方(進め方・考え方)について話します。お早めにどうぞ!5月23日(火) 14〜16時https://t.co/g6tkZVok99
— cutecool - 音楽制作について書 (@cutecool_kikaku) 2017年5月13日
このタイミングも何かの縁ということで駆け足で応募!!笑
これまで様々な企業CM・劇伴・ゲーム音楽などを手掛け、多方面で活躍されているフリーランスの作曲家スキャット後藤さん(キュートクール)の作業場で
『劇伴・CM音楽の作り方(進め方・考え方) 』
をテーマにお話を伺える機会がありました。
前半がCM音楽、後半が劇伴について、+質問タイムという構成でした。
スキャット後藤さんとは初対面でしたがとても気さくな方で元々2時間の予定が4時間近くも貴重なお話を聞かせていただきました。
以下、当日自分がメモを取ってたもの、覚えているもの、書いても大丈夫なもの(笑)を自分なりに解釈して箇条書きにしました。
自分の解釈・記憶が間違っている部分、現場によって変わってくる部分もあると思いますのでご了承くださいませ。
【CMについて】
・通常2〜3案ぐらい求められることが多い
・尺のアタマとシリ0.5秒は音入れられない
ex)15秒CMで実際に音が入れられるのは14秒
・MA(整音)。歌モノ楽曲でいうところのミックス・マスタリング
・後から映像に引っ張られ必要な尺が変わることはよくある
拍子(尺の都合で変拍子になることも)やテンポで調節できる場合もあり
・クライアントの希望であとから歌詞が変わることも良くある
・ゲーム音楽ぽさや打ち込みっぽさを避けてほしいという要望を受けることは割とある
・音の理由・役割を考える
・10秒の中で展開をつくる練習(拍子・テンポが変わっても良い)
・使える尺(TVCMは15秒・30秒)短いのでイントロ長いのはNG
【劇伴について】
・基本的には映像を見ないで作る(時間的な制約)
・既成曲をはめてみる方法もある
・どんな曲(ジャンル・楽器編成問わず)でも劇伴になりうる
・俯瞰か主観か
・最初の数音を聞いたときに曲の雰囲気・役割はわかるようになる
・曲数をそろえる段階で他の曲と被らないようにする
・いきなり劇伴の仕事は難しい(ある程度経験が必要)が自主制作映画を作っている人で音楽を必要な人はいる。
・瞬時にテーマを考える
・コメディは曲数多い
・5分番組と1時間番組で必要な曲のバリエーションはそんなに変わらない
(一通りの感情を表現する曲が必要)
・1時間もので2分半程度の曲
【フリーランスについて】
・先回りして必要なことを準備する
・段取りをすべてやらなくてはいけないことも多い
・リスク回避(大きい会社が数百万損害出してもなんとかなるが個人だとだいぶリスキー)
・提案力(想像力)
・いかに発注者のリストに自分が入るか(得意なことをはっきりしておく、差別化)
・曲のサンプル用意しておく(これは当たり前ですが)
・いたるところに音楽の需要はある(企業VP,おもちゃ店頭BGM、教習所、ホラーなど)
年に2回ぐらいこういった会をやってらっしゃるようなので興味ある方は
スキャット後藤さんのTwitterやWEBSITEをチェックしてみてください!!
歌モノの作り方とはだいぶ異なる点がありとても参考になりました!!
個人的にはB級ホラー映画が大好きなのでそういうぶっとんだヤツのBGMも作りたいなー!!笑
Twitterもお気軽にフォローしてくださいね!!
YouTubeチャンネル登録はコチラ!!
ではまた~!!
※スマホ閲覧時はオレンジ色の【Play on SoundCloud】と書かれたボタンの下の【Listen in browser】を押すと試聴できます!!
~ 楽曲制作のご依頼・お見積もり・ご相談等、お気軽にお問合せください!! ~
【読者登録はこちらから!!】