サイドチェイン(ダッキング)とは
4つ打ちのキックをトリガーとして使用し、
キックが鳴ったタイミングでベースやシンセのコンプレッサーが作用、
音量が絞られ波打つような効果を得られ、
さらにキックとベースの帯域も被りづらくなるよ!!ってのが
今回はそのサイドチェインコンプをCUBASE PRO8.5で設定する方法を紹介します。
サイドチェインコンプ(ダッキング)の設定方法
ベースは白玉系で良いです。4小節でこんな感じにしてみました。
ベースはCUBASE付属のHALION SONIC SE2の中から『Disturbed Bass』という音色でやってみます。
STEP3:
・サイドチェインのトリガーとなるキックのトラックのオーディオセンドを先ほど設定したベースのコンプレッサーに指定、ONにする。センド量をゼロにする。
もしトリガーとなるキックの音を出したくない場合
はポストフェーダーからプリフェーダーに切り替えてオーディオフェーダーを-∞にすればOKです。
STEP4:
イメージに近づけるようコンプレッサーを調節していきます。
Make-Upはauto、Attack、Holdは最小
波形を見てみると
上から
1番目がベースのMIDIデータ。
2番目がベースのMIDIデータをそのままオーディオ化したもの。
3番目がサイドチェインコンプ使用したものです。しっかり波打ってますね!!笑
シンセはこんな感じで打ち込みました。
今回はCUBASE付属のRETROLOGUE2の中から『Hyper Saw』という音色を選び、
同じメロを4オクターブ重ねてます。
だいぶ雰囲気出てきましたね。
STEP6:
さらにハイハットやスネア、FX(Downlifter/シュワシュワした音) 等を入れました。
ベースに休符を、シンセは別の音色もレイヤーしテープエフェクトもかけました。
テープエフェクトは下のプラグインを使用しています!!
Vengeance - Tape Stop
これで完成です!!
いかがでしたでしょうか??
ダンスミュージックでド定番のサイドチェインコンプ(ダッキング)は
ベース、シンセだけでなくピアノ、ストリングス、ボーカルなど様々なパートにも有効ですのでぜひぜひ試してみてください!!
不思議なことにモダンさと同時にノスタルジーな印象も感じることがあり僕は非常に好きな効果です!!
余談ですがEDMが日本で流行るもっと前(5年前ぐらいかな)、
サイドチェインコンプが使われている洋楽を聞いて、
『おぉカッコいいっ!!』と思ったけど、
全然どういう風にやっているのかわからなくて
すべてのタイミングを手動で1個1個切って波形編集(フェイドインをかける)してました。笑
あの頃の自分に今回の記事を見せてあげたいな~!!笑
そんな感じでDTMをやってるみなさまのお役に立てたら嬉しいです!!
ではまた!!
実は・・・
こんな長い記事を書いてアレなんですが。。。
いや日々、我々の文明や化学は進歩しているものです!!
煩わしい設定なんかなしで
サイドチェインコンプ効果をシミュレートできるコンプ系プラグイン
あります!!
下のリンクからどうぞ!!笑
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