【 SOSOUSO BLOG 】

作曲家・編曲家 TERAMURA SOがDAW・DTM、音楽機材、DIY等についてゆるく書くブログ

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AMS Neve 1073DPX導入レビュー!比較音源有!★6/30追記有

>>> 筆者の楽曲が聴けるSpotify Playlistはこちら <<<

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AMS Neve 1073DPX

※本記事は読み込みデータが多めなのでPC推奨です。
 
ちわ!作編曲家のテラムラだよ!!
 
2023年2本目のブログでございやす。
 
ついに~っ!作業場に~っ!
AMS Neve 1073DPXを~っ!!
お迎えしましたぁぁぁっ!!!
 

Neveとは?

Neve社は電子機器設計のエンジニアであるルパート・ニーヴ氏によって
1961年に設立されたプロフェッショナル向けスタジオ用機材の
設計開発・製造を行っていたイギリスの超有名音響機器メーカー。
同社の1066、1073、1081、1084などマイクプリアンプ・EQなどの機材は世界中のレコーディングスタジオで使用され、多くのエンジニアに愛され、今もなお人気は衰えず、
オリジナルのヴィンテージともなれば200万円を超える価格で取引されています。
 

AMS Neve 1073DPXについて

前述のNeve社は1985年、シーメンス・グループに買収され、1992年にはシーメンス・グループの傘下で、AMS社と合併し、現在では AMS Neve となっています。
その後ルパート・ニーヴ自身はAMS Neveには関わっていませんが、 1073DPXは、オリジナルの1073の仕様・サウンドに忠実に製造されており、1073クラシック・モジュールの機能をベースに、内蔵DI入力、ファンタム電源、選択可能なインサート機能、レベル・メーター、選択可能なヘッドフォン・モニタリング、マイクや楽器を簡単かつダイレクトに接続できる各チャンネルのフロント入力コネクターなどの追加機能を搭載しています。

AMS Neve 1073DPX

開封の儀!

 

AMS Neve 1073DPX

ひゃー!!

これまでプラグインでは頻繁に使ってましたが実機カッコ良すぎる!!!!!!

AMS Neve 1073DPX

見た目最高!!

 

そんなこんなでラッキングまで完了~!!

AMS Neve 1073DPXの特徴

  • 2つの独立した本物の1073®トランス・マイク・プリアンプ/EQ回路を2U 19″ラックマウントエンクロージャーに搭載
  • 専用のNeve® Marinair™トランスを各入出力ステージに採用。
  • ユニット前面にマイク、ライン、DI入力用の便利な接続、ユニット背面には切り替え可能なマイク/ライン入力用の接続を装備
  • 48Vファンタム電源、Hi/Loインピーダンス、-20dBパッド、入力ステージのDIグランドリフトを切り替え可能
  • フェーズの切り替え、EQイン/アウト
  • インサート・センド/リターン・ループ機能により、モノラル/ステレオ・リミッター/コンプレッサーなどの外部機器を簡単に1073DPXのオーディオ・チェーンに接続することができます。
  • Pre-EQインサートのセンド/リターン – マイクプリアンプの出力ステージからラインレベルのセンドが可能で、EQステージの直前にリターンが発生します。
  • ポストEQインサートのセンド/リターン – ポストEQステージからラインレベルのセンドが可能で、メイン出力ステージの直前にリターンがあります。
  • 独立したチャンネル出力レベルコントロール
  • 各チャンネルに7段階のLEDシグナル・レベル・メーター – マイク/ライン/DI入力-ステージ・レベル、EQ-ステージ・レベル、出力-ステージ・レベルを最大+24dBまで表示可能
  • 外部マルチボルテージPSU

 1073DPX – Media Integration, Inc. より引用

 

1073DPXのEQ部分について

AMS Neve 1073DPX

▶高域
12kHz固定
シェルビング
+/-16dB

※6時の位置が0、時計回りでブースト、反時計回りでカット

▶中域
360Hz / 700Hz / 1.6kHz / 3.2kHz / 4.8kHz / 7.2kHzから選択
ピーキング
+/-18dB

※6時の位置が0、時計回りでブースト、反時計回りでカット
二重の同軸ノブになっており、外側のノブで周波数またはOFFを選択、内側のノブで選択した帯域に対してのゲインを調整

▶低域
35Hz / 60Hz / 110Hz / 220Hzから選択
シェルビング
+/-16dB (6時の位置が0、時計回りでブースト、反時計回りでカット)

二重の同軸ノブになっており、外側のノブで周波数またはOFFを選択、内側のノブで選択した帯域に対してのゲインを調整

▶ハイパスフィルター
50Hz / 80Hz / 160Hz / 300Hzから選択可能
オクターブあたり18dBのスロープ

 

という構成です。

 

試聴!AMS Neve 1073DPXをかけたサウンド

実際に色んな素材に試しにかけてみて聴いていきたいと思います!
※今回はマイクでの掛け録りではなく予め用意した素材に後掛けしてます。
 
※使用前・使用後の比較に際して※】
人間の耳は大きい音を良い音と判断しやすい傾向があるので使用前・使用後でなるべく音量レベルを揃えてます。
また各セッティングはあくまで『今回はこんなセッティングで試してみたよ~!』程度なのでオケでの混ざり具合を確認しながら音決めするのが大事です!!
『単体で聴いたら良いのにオケに混ぜたら微妙~!』
とか逆に
『単体ではパッとしなくてもオケに混ぜたら絶妙なバランスでハマって最高!』てこともあるので!!
AMS Neve 1073DPXの傾向や雰囲気が伝われば幸いです。
それでは聞いていきましょう!

Kick + AMS Neve 1073DPX

Kick 元データ

Kick+AMS Neve 1073DPX

Kick Setting AMS Neve 1073DPX

LINE +10
HF(12kHz)+2
MF(360Hz)-6
LF(35Hz)   +8
HPF OFF
LEVEL 10時半くらい
※使用前後の音量レベルを合わせるため、使用後のサンプルはDAW側のフェーダーで -5dbにしてます。
 
重心が低くなってムチッとどっしり太く力強いサウンドになりました!
 

Snare + AMS Neve 1073DPX

Snare 元データ

Snare+AMS Neve 1073DPX

Snare Setting AMS Neve 1073DPX

LINE +10
HF(12kHz) +4
MF(3.2kHz)+4
LF (110Hz) +2
HPF(80Hz)
LEVEL 10時半くらい
※使用前後の音量レベルを合わせるため、使用後のサンプルはDAW側のフェーダーで -4dbにしてます。
 
バシッというアタックが鮮明になり、よりパンチの効いた抜けの良いサウンドになりました!
 

Bass + AMS Neve 1073DPX

Bass 元データ

Bass+AMS Neve 1073DPX

Bass Setting AMS Neve 1073DPX

LINE +10
HF(12kHz)   0
MF(1.6kHz)  +2
LF (60Hz)   +10
HPF OFF
LEVEL 10時半くらい
※使用前後の音量レベルを合わせるため、使用後のサンプルはDAW側のフェーダーで -9dbにしてます。
 
スマホなどではわかりづらかもしれませんがベースもどっしり太くなってます。
(レベルを合わせるために-9dbも下げてるのでさらにわかりづらいかも)
ジャンルにもよりますがスラップとかなら
HF・MFももっとブーストしても良いかもですね。
1073DPXでざっくり音色のキャラクター作って
(ダンスミュージックとか重めのロックなら)
超低域はさらにRBassとかで足すような感じが良さげ。
 

EG + AMS Neve 1073DPX

Electric Guitar 元データ

Electric Guitar+AMS Neve 1073DPX

EG Setting AMS Neve 1073DPX

LINE +10
HF(12kHz)  +2
MF(4.8kHz)+6
LF (220Hz) +4
HPF(80Hz)
LEVEL 10時半くらい
※使用前後の音量レベルを合わせるため、使用後のサンプルはDAW側のフェーダーで -5dbにしてます。

 
元データのミッド寄りのトーンから1073DPXを通してややハイ寄りのトーンにしてみました。
単体で聴くとハイが少しキツめ・固めに感じるかもですがBassやDrumsが入ると意外にちょうどよくなったりしますw
うっすら高域足すだけでもアンサンブルに混じったときの抜け感はだいぶ変わるのでオケに混ぜながら調整するのがベストですね!
 

AG + AMS Neve 1073DPX

Acoustic Guitar 元データ

Acoustic Guitar+AMS Neve 1073DPX

AG Setting AMS Neve 1073DPX

LINE +10
HF(12kHz)  +6
MF(4.8kHz)+4
LF (220Hz) +4
HPF(80Hz)
LEVEL 10時半くらい
※使用前後の音量レベルを合わせるため、使用後のサンプルはDAW側のフェーダーで -5dbにしてます。
 
キラキラ感が出て明るく華やかなサウンドになりました!
これはかなり好きなサウンド!!
 

Piano + AMS Neve 1073DPX

Piano 元データ

Piano+AMS Neve 1073DPX

Piano Setting AMS Neve 1073DPX

LINE +10
HF(12kHz) +6
MF(4.8kHz)+8
LF (220Hz) +4
HPF(80Hz)
LEVEL 10時半くらい
※使用前後の音量レベルを合わせるため、使用後のサンプルはDAW側のフェーダーで -5dbにしてます。
ジャンルにもよりますがダンスミュージックやポップスとかに使うようなバキッとした明るく抜ける音色が欲しいときにも重宝しそうです。
 

Strings +AMS Neve 1073DPX

Strings 元データ

Strings+AMS Neve 1073DPX

Strings Setting AMS Neve 1073DPX

LINE +10
HF(12kHz) +8
MF(4.8kHz)+8
LF OFF
HPF(80Hz)
LEVEL 10時半くらい
※使用前後の音量レベルを合わせるため、使用後のサンプルはDAW側のフェーダーで -8dbにしてます。
 
高域・超高域の弦の擦れる感じが強調されてより存在感のある華やかなサウンドになります。
これもかなり好き!!
 

Vocal +AMS Neve 1073DPX

Vocal 元データ

Vocal+AMS Neve 1073DPX

LINE +10
HF(12kHz) +6
MF(1.6kHz)+4
LF OFF
HPF(80Hz)
LEVEL 10時半くらい
※使用前後の音量レベルを合わせるため、使用後のサンプルはDAW側のフェーダーで -5dbにしてます。
 
ボーカルはボーカリストの声との相性があるという前提ですが
合えばかなり雰囲気・存在感がプラスされカッコ良くなりそうです。
男性ボーカルにも試してもみたいですね。
 

 

購入候補だった他の機材

候補は他にもあって、実は元々は
Aurora Audio / GTQ2を買う予定でしたwww

AURORA AUDIOの創業者、ジェフ・タンナー氏はもともとNEVEで製品の設計を行い、
“赤いインプット・ゲイン・ノブ”の設計や、音の心臓部であるMARINAIRのトランスの草案設計・発注を行い、製品開発の中核を担っていた方です。
AURORA AUDIOはNEVEクローン系メーカーの中では最もVintage NEVEに近い音と言われておりました。

AURORA AUDIO GTQ2

私も数年前から購入を検討しており、ついに今年1月にアメリカの某有名楽器・機材ショップにAurora Audio / GTQ2の見積依頼と納期確認の連絡をしたんですが、

コロナ禍の影響もあってなのか

『入荷状況が全く見えず、2年以上待たされている方だらけで購入は勧められない』
とまさかまさかの回答でした。。。(※2023年1月時点)

そんな状況とは微塵も想像してなかったのでかなり驚きました。2年以上もかかるし、何とか新品で手に入れることができてもそのあとのメンテも不安だなーと。。。

せっかく新品で購入するなら長く大事に使いたいという思いから今回は泣く泣く見送ることに。

 

★★★6/1追記★★

おおっまさかの新品が宮地楽器さんに数台入荷したようです!!!!

早い物勝ちですね!!w

 

★★★6/30追記★★

いや~、、、
 
はや~、、、
 
結局こちらも導入しました!w
 
決め手としては万が一故障しても(海外に送らずに)国内代理店で保守パーツも十分にあり、しっかりメンテを受けれるということでいっちゃいました。。。
まさかこの3か月の間に1073DPXとGTQ2両方導入することになるとは思ってもみなかったよ。。。
そのうち気が向いたらレビューするかも!

 

あとは、Rupert Neve Designs / Shelford Channel も候補でした。

RUPERT NEVE DESIGNS SHELFORD CHANNEL

今回はステレオで使えるものが条件の一つで、こちらはシングルチャンネルなので、一気に2台買うのはさすがに予算的に厳しくNGでした。
※ちなみにこちらのShelford Channelはクリーンながらも太い、現代最強のチャンネルストリップで良くも悪くもいわゆるNeve系とは程遠いそうです。

 

まとめ

AMS Neve 1073DPXを導入して良かった点

・音がすこぶる良い!(存在感のあるカッコいい音になります!!)
・特にアコギ、エレキ、ストリングス、ボーカル、キック、スネアあたりが好きな感じになりました。
・EQは通さずにプリアンプのみ通すだけでも良いです。
・比較的操作がシンプル、直感的で簡単。
・とにかく見た目がめちゃくちゃカッコいいw
・前面のInputと背面のInput切り替えられるの便利
・デジタルメーターがあるのでレベルの突っ込み具合が分かりやすい
 
 

AMS Neve 1073DPXを導入して気になる点

・ノブの位置がパッと見で今いくつの設定なのか分かりづらいw(でもこれがNEVEのデザインだから仕方ないw)
・アウトボードなので当たり前なんだけどすぐに設定をリコールできない(※確実にリコールする場面がありそうならプラグインで対応!)
・価格が高め(円安やコロナ禍で部品代高騰もあるけど)※元取るために使い倒しますwww
 

音源サンプルとして今回使用した曲

 
Audiostockでご購入いただくと商用利用も可能です。
 
いかがでしたでしょうか?
ネットでAMS Neve 1073DPX(シングルの1073SPXも)の日本語のレビュー記事はほとんどなかった
ので、今回の記事がこれからNEVE系アウトボード導入を検討する方のご参考になれば幸いです!
ではまた~!
AMS Neve 1073DPX
 

AMS NEVE(エーエムエスニーブ) 1073DPX【マイクプリアンプ】

AMS NEVE/1073SPX【入荷待ち】【納期未定】

RUPERT NEVE DESIGNS SHELFORD CHANNEL 【レコーディング】

AMS NEVE/1073LB Mono Mic Preamp Module

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