【 SOSOUSO BLOG 】

作曲家・編曲家 TERAMURA SOがDAW・DTM、音楽機材、DIY等についてゆるく書くブログ

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2019年版DTMパソコンおすすめ自作スペックと17のチェック項目【後編】2018.12.15リライト

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※2017年7月に公開した記事を2018年12月にリライトしました。
パーツの価格は日々変動しています。

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テラムラ ( @SO_TERAMURA  ) だよ。

 

前編の続きです!!~

▼前編はコチラになります。

 

DTM用PCを構成するパーツの続きです。

 

マザーボード

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【チェック項目9】

これからPCを組む方はチップセットがH370またはZ390(オーバークロックする場合は必ずZのマザーボードを選択!!)などのマザーボードを選びましょう。

パソコンのメインの基盤であり、こちらの基盤にCPU、メモリ、HDD、SSD、電源ユニット、グラフィックカード、各種増設カードなどの各部品が接続されて構成されます。
マザーボードは頭脳の役割を果たすCPUとその他の構成部品との信号の行き来を制御する『橋渡し役』のパーツです。
マザーボード(のチップセット)はメモリやCPUなどと違って交換できないため、
パソコンの最大性能、拡張性、将来性などを決定づけることとなり、とても重要な部品です。


CPUはこのマザーボードに取付しますが、CPUソケットの形状で取付可能なCPUが決まります。
マザーボードを選ぶ際はどのCPUを取付するのかを決定してから選ぶのが良いでしょう。

 

マザーボードの基盤の規格はATX、Micro-ATX、Mini-ITXの3種類が代表的です。
ハイスペックパソコンを作る場合は、3種類の規格のうち一番大きく(305mm×244mm)
拡張性・自由度が高いATXが良いでしょう。
また使用するPCケースには必ずサイズの記載があるので適合するか忘れずにチェックしましょう。

 

ASUS Intel H370搭載 マザーボード LGA1151対応 TUF H370-PRO GAMING 【ATX】

ASUS Intel H370搭載 マザーボード LGA1151対応 TUF H370-PRO GAMING 【ATX】

 
ASUS Intel H370搭載 マザーボード LGA1151対応 ROG STRIX H370-F GAMING 【ATX】

ASUS Intel H370搭載 マザーボード LGA1151対応 ROG STRIX H370-F GAMING 【ATX】

 
ASUS Intel® Z390搭載 LGA1151対応マザーボード ROG STRIX Z390-F GAMING【ATX】

ASUS Intel® Z390搭載 LGA1151対応マザーボード ROG STRIX Z390-F GAMING【ATX】

 

 下記の記事では上のASUS ROG STRIX Z390-F GAMINGを実際に購入し組み込んでいます。

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HDD(ハードディスク)

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【チェック項目10】

データを記憶・保存する領域です。

HDD(ハードディスク)はプラッタという高速で回転する磁気ディスクの上に

アームが行き来し、データ処理する記憶装置です。

容量はGB(ギガバイト)~TB(テラバイト)で示されます。

速度はrpm(ratio par minute)、1分間にディスクがどれだけ回転するかを表す数字(多いほうが速い)で示されます。
多数のオーディオトラックを持つ高負荷プロジェクトを取り扱いながら、サンプルデータを VSTi へ供給するのに十分な処理能力を備えている7200rpm以上のハードディスクを選びましょう。

 

SSDと比較すると・・・

・SSDに比べ大容量でより安価、コストパフォーマンスに優れる

・SSDに比べデータ通信速度は遅い

WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 1TB WD Black WD1003FZEX SATA3.0 7200rpm 64MB 5年保証

WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 1TB WD Black WD1003FZEX SATA3.0 7200rpm 64MB 5年保証

 

 

SSD(ソリッドステートドライブ)

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【チェック項目11】

SSD(ソリッドステートドライブ)もデータを記憶・保存する領域です。

SSDはUSBメモリのようなフラッシュメモリチップを採用した記憶装置でDTMにおいて優れたパフォーマンスを発揮します。

機械部分を持たないため、ハードディスクと比べ静かで頑丈であり、短いアクセスタイム、高いデータ転送レートなど、多くの利点を持ちます。
一方、ハードディスクと比べると(以前よりは安くなっていますが)SSDは容量単価が高いのが現状です。

 

HDDと比較すると・・・
・HDDよりも高速なデータ通信が可能
・省電力、動作音がしないので静か
・HDDよりはるかに振動・衝撃に強い
・HDDよりも値段が高い。
・故障時のデータ復旧が困難

 

ちなみにSSDはHDDに比べて寿命が短いと言われることがありますが
HDDもダメになるときはダメになるので気にしないでよいと思います。

 

SSDはかなり値下がりしてきましたね。(逆にCPUは値上がりしています。)

 
予算がある方はM.2のSSDにするとさらに速くなります!!
(マザーボードが対応しているか要確認!!)

Samsung SSD 500GB 970 EVO M.2 Type2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 5年保証 正規代理店保証品 MZ-V7E500B/EC
 
Crucial SSD M.2 500GB P1シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe 5年保証 CT500P1SSD8JP

Crucial SSD M.2 500GB P1シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe 5年保証 CT500P1SSD8JP

 

 

負荷を分散し処理能力アップ!!

【チェック項目12】

HDD/SSDについて説明しましたが

それらのストレージを役割ごとに複数のディスクに分散、独立させることで負荷が分散され、音切れなどを防止、またトラブル解決にも有利になる場合があります。

具体的には

・システム用(OS・アプリケーション)
・音源ライブラリ用(ソフトウェア音源)
・プロジェクトファイル用(オーディオファイル)
に分けると良いです。
(さらにバックアップ用もあると良いです)

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僕の制作環境では

・システム用:SSD(250GB)、
・音源ライブラリ用:SSD(750GB)とHDD(1TB)
・プロジェクトファイル用:HDD(たくさん)を使用しています。

システム用(OS用)をSSDにするとPCの起動時間が劇的に速くなります。初めてSSDで起動したときは驚いたなぁ。

音源ライブラリ用をSSDにするとサンプルの読み込みが速くなり待つストレスが減ります。

 

電源ユニット

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【チェック項目13】

PCに必要不可欠な重要パーツでマザーボードやHDD、SSD、DVDドライブなどの
各パーツに電力を供給するための機器です。
PCの消費電力の倍くらいの容量のものを用意しましょう。
ハイスペックなマシンであれば650W以上、電源変換効率の良い 80 PLUS がついているものがおすすめです。

Corsair HX1000i 80PLUS PLATINUM 1000W PC 電源ユニット PS544 CP-9020074-JP

Corsair HX1000i 80PLUS PLATINUM 1000W PC 電源ユニット PS544 CP-9020074-JP

 

 

グラフィックボード

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【チェック項目14】

カッコイイヒゲソリジャナイヨ~グラボデスヨ~!!

PCゲーマーの方には最優先項目になりますが映像を扱う(映像に合わせて音楽をつけるなど)作業がなければDTMでは予算を削れるところです。

マザーボードのチップセット(一部を除く)にはGPUが搭載されているので高価なグラフィックボードを別途購入しなくても普通に画面は映りますので問題ありません。

僕はグラボつんでません。

 

光学ドライブ

【チェック項目15】

CD ・ DVD ・ Blu-ray といった光ディスク ( メディア ) のデータを読み書きするための機器です。

大容量のソフトウェア音源などはDVD複数枚でインストールするものもあります。

CDとDVDに対応していれば十分でしょう。

 

ケース

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【チェック項目16】

カッコ良いものが沢山あるのでお好きなもの(※マザボに合わせてATX規格の大きさが入るもの)を選んでください。

見た目がなんでも良ければ3000円くらいから買えるので削れるポイントでもあります。

シンプルながらも機能性、静音性が高く、見た目もカッコいい

Fractal DesignのケースDefine R5はオヌヌメです!!オヌヌメ!!オヌヌメ!!

オヌヌメ!!という文字をずっと見てたらゲシュタルト崩壊したわ。笑

Define R5は11000円くらいかな!?  

Fractal Design Define R5 Black Pearl PCケース CS4987 FD-CA-DEF-R5-BK

Fractal Design Define R5 Black Pearl PCケース CS4987 FD-CA-DEF-R5-BK

 
Fractal Design Define R5 Titanium Grey PCケース CS4988 FD-CA-DEF-R5-TI

Fractal Design Define R5 Titanium Grey PCケース CS4988 FD-CA-DEF-R5-TI

 

 

計算してみました

【チェック項目17】

3パターン計算してみました。(2018.12.15現在のAmazonでの価格を参考)

(1年半前と比較してSSDは値下がり、CPUは値上がりしています。)

DAWソフトは計算に含みません。

OS、CPUクーラー、メモリー、システム用ストレージ、光学ドライブ、ケース、電源ユニットは3パターンとも同じです。

(※便宜上オススメで固定しましたがお好きなものをどうぞ!!)

 

Aパターン

Core i5、システム用ストレージのみSSD

 

・OS:WINDOWS 10 Home

約14000円

 

・マザーボード:ASUS TUF H370-PRO GAMING 【ATX】

約12000円

 

・CPU(プロセッサー):Intel CPU Core i5-7500 3.4GHz

約30000円

 

・CPUクーラー:虎徹 Mark II

約4000円

 

・メモリー:CORSAIR DDR4 VENGEANCE LPX Series 16GB(8GB×2枚)

約15000円

 

システム用ストレージ:

Crucial SSD 500GB 7mm / 2.5インチ MX500シリーズ SATA3.0 9.5mmアダプター付 CT500MX500SSD1/JP

約9000円

 

・音源ライブラリ用ストレージ: WD 1TB Black WD1003FZEX(HDD)

約8000円

 

プロジェクトファイル用ストレージ: WD 1TB Black WD1003FZEX(HDD)

約8000円

 

・電源ユニット:FSP AURUM92+ PT-650M

約11000円

 

・光学ドライブ:ASUSTek DRW-24D5MT

約2500円

 

・ケース:Fractal Design / Define R5

 約11000円

 

合計¥125500(税抜)

 

 

Bパターン

Core i7、オーバークロックなし、システム用ストレージ・音源ライブラリ用ストレージ共にSSD

 

・OS:WINDOWS 10 Home

約14000円

 

・マザーボード:ASUS TUF H370-PRO GAMING 【ATX】

約12000円

 

・CPU(プロセッサー):Intel CPU Core i7-7700 3.6GHz

約41000円

 

・CPUクーラー:虎徹 Mark II

約4000円

 

・メモリー:CORSAIR DDR4 VENGEANCE LPX Series 16GB(8GB×2枚)

約15000円

 

システム用ストレージ:

Crucial SSD 500GB 7mm / 2.5インチ MX500シリーズ SATA3.0 9.5mmアダプター付 CT500MX500SSD1/JP

約9000円

 

・音源ライブラリ用ストレージ: Crucial SSD 500GB 7mm / 2.5インチ MX500シリーズ SATA3.0 9.5mmアダプター付 CT500MX500SSD1/JP

約9000円

 

プロジェクトファイル用ストレージ: WD 1TB Black WD1003FZEX(HDD)

約8000円

 

・電源ユニット:FSP AURUM92+ PT-650M

約11000円

 

・光学ドライブ:ASUSTek DRW-24D5MT

約2500円

 

・ケース:Fractal Design / Define R5

 約11000円

 

合計¥136500(税抜)

 

 

Cパターン

Core i7、オーバークロックあり、システム用ストレージ・音源ライブラリ用ストレージ共にSSD、メモリー32GB

 

・OS:WINDOWS 10 Home

約14000円

 

・マザーボード:ASUS ROG STRIX Z390-F GAMING【ATX】

約26000円

 

・CPU(プロセッサー):Intel CPU Core i7-7700K 4.2GHz

約48000円

 

・CPUクーラー:虎徹 Mark II

約4000円

 

・メモリー:Crucial DDR4  CT2K16G4DFD8213 32GB(16GB x2)

約30000円

 

システム用ストレージ:Crucial SSD 500GB 7mm / 2.5インチ MX500シリーズ SATA3.0 9.5mmアダプター付 CT500MX500SSD1/JP

約9000円

 

・音源ライブラリ用ストレージ: Crucial SSD 1000GB 7mm / 2.5インチ MX500シリーズ SATA3.0 9.5mmアダプター付 CT1000MX500SSD1/JP

約18000円

 

プロジェクトファイル用ストレージ: WD 1TB Black WD1003FZEX(HDD)

約8000円

 

・電源ユニット:FSP AURUM92+ PT-650M

約11000円

 

・光学ドライブ:ASUSTek DRW-24D5MT

約2500円

 

・ケース:Fractal Design / Define R5

 約11000円

 

合計¥181500(税抜)

 

まとめ

 

今回は『予算15万前後、ハイスペック(ソフトウェア音源やプラグインをたくさん使う前提)、せっかく作るので長く使えるよう基本的には最新世代優先』をテーマに3パターンのスペック構成を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

 

パーツ選定、買うタイミング、購入店次第ではもっと安くすることも可能です。

(ケース、電源ユニット、その他の部品であと2万ぐらい削れるかも。。。)

スペック構成をアレコレ考えている時間も楽しいものです。笑

トラブル時は自己責任にはなりますがネットで調べて解決できるときも多々あります。

自分だけのオリジナルPCを作って快適なDTMライフを手に入れてみてはいかがでしょうか!?

また、すでにPCをお持ちの方もSSDを導入したり、メモリを増設したりすることにより快適作業効率を上げられると思いますのでぜひお試しください!!

 

ではまた!!

 

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